人とはかくありたいものです

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人とはかくありたいものです
人とはかくありたいものです
90代 男性
こんにちは。ハピネス老人ホーム紹介センターの樋口で御座います。
弊社相談員はご高齢者の皆様を施設にご案内した後も
その後どのようにお過ごしか、ご家族は安心して過ごされているのかなど入居後も頼って頂ける関係を継続させて頂きます。
こちらの画像にあるお手紙は過去に施設へご案内した入居者様のご家族が私向けではなくご入居施設に充てられたお手紙です。
ひとまずご覧ください。








〇〇施設長様
職員ご一同様

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
昨年はコロナの影響でスタッフの皆様方には大変お世話になりました。
特に昨年末中間報告を読ませて頂きましたが
複数の患者さんが確認されて以降、心休まることなく
現在も緊張感高まる中業務にあたられていることと思います。
常日頃の業務に加え、コロナウィルス感染拡大防止という大変な役割が重なり、
スタッフの皆様の疲労度はどれほどのものかと心が痛みます。
スタッフの皆様のご健康が、難しいかも知れませんが
利用者の方々と家族にとっての一番の安心であり幸せだと感じています。
どうぞ全スタッフの皆様、ご自身の安全も利用者の方々と同等に大切にされ業務にあたって頂ければと思います。
〇〇施設長様、私たちは(施設名)のスタッフの皆様を心より信頼しております。
〇〇様の選択が最善と信じております。
どうぞ皆様お気をつけられ今後ともよろしくお願い申し上げます。



〇〇様

皆様の献身的なサポート心より感謝いたします
コロナに負けず頑張って下さい。


こちらは写真のお手紙を文章にしたものです。
実はこのお手紙はとある施設へ、その施設のご入居者様ご家族から宛てられたお手紙です。

一つ目はコロナの中、年始のご挨拶と共に送られたお手紙の内容です。
二つ目は短いですがコロナの中、施設を気遣われて送られたもの。

実はこちらのお手紙が届いた施設では去年末、スタッフ様とご入居者様からコロナに感染された方が見つかった施設です。
少ないながらも複数名だったこともありクラスター認定となり一時的に閉鎖状態となりました。
そんな中、ご入居者のご家族から施設と施設長に向けて充てられたお手紙です。
自分の親や身内を預けている方からすると恨みこそすれ自分の親族がコロナに感染するかもしれない状況で、
施設を出してあげたくても出せない状況であれば皮肉やクレームを言いたくもなるものです。
実際、こういった状況では家族会が紛糾したり報告会も施設責任ばかりを言及されたりというお話をよく耳にします。
そんなコロナクラスターの中、親御様を預けられているご家族から届いたお手紙なのです。
一つ目はお父様をお預けになられている娘様から届いたお手紙です。
お手紙を読ませて頂いただけで涙がこぼれ落ちそうになりました。

ご自身のお父様がこのような状況下にあるにも関わらず心配されているのは施設のスタッフ様と施設長の体調ばかり。
それも利用者と同等に大切と言って下さる。
さらには施設長の選択が最善だと確信していらっしゃる。
正直働いていらっしゃる方もリスクを承知で、リスクを抱えながらお仕事に臨まれています。

それぞれに家族があったり子供が居たりします。
それでも他人のご家族のためにリスクを受け入れ業務に通われています。
これはこちらの施設だけの話ではなく医療・介護に関わって頂いているすべての従事者様方に言えることです。

リスクを完全に0にし運営をしなさいなんてことになるとスタッフ様が通勤をする時点でどの施設もアウトになりかねません。
病院だって同じです。
お食事を提供するためには業者の出入りは必須ですし必ずリスクは付き纏います。
そんな中、施設の気持ちを100%以上汲み取って頂いた、何より励ましになり心温まる、介護を続けるためには一番力になるお手紙だったと思います。
施設長も暗闇の中に射す一筋の光だったと仰っていました。本当にありがとうございました。
二つ目のお手紙はとても短いですがとても重いお手紙です。
実はこちらのご利用者様のご相談を頂いた時、もうお口から食事は摂れないと言われ
中心静脈栄養から栄養の輸液を注入されながら過ごされていました。
そうなるともう病院ですることもなく療養病院に行くか施設で看取って頂くかという選択をしなければなりませんでした。
そんな中こちらの施設ではご家族がリスクについてご理解頂けるのであれば最大限の注意を払い経口摂取にトライしてくれるという施設でした。
正直また誤嚥性肺炎を起こしてしまうかもしれない、その時は命に影響するかもしれない。
そんなリスクをはらみながらもご家族のご要望を叶えてくれようとする施設でした。
病院ではどちらの選択肢を取ったとしても予後1か月あるかないかだというお話でした。

ご家族は療養で寂しい最期を迎えさせたくないという想いと
何とか最後は人間らしく、口から食べて欲しいという想いが強く、そして私と施設長を信じて頂けたこともあり今の施設にお世話になられました。

このお手紙がとても重いと言った理由。
それはお手紙を書かれた方のお母様が今回コロナに感染し陽性になり病院に運ばれた方なのです。
ご本人も90歳を前にして退院時には本当に栄養状態も悪くやせ細られていました。
そんなご家族がコロナになられたら不安から施設に対する非難の言葉が出てきたり戸惑いや不信が口に出てしまったりもします。
でもこの方は違いました。
こういった状況でこそ、一番の当事者である自分こそが施設を励ますべきだと考えられたのです。
非常に短い文章ですがそこまでの背景もあり不安な状況でもある中で出てきた一言だったので心を打つものがありました。
入居されたのは去年の夏のお話です。そこから入居後すぐに中心静脈栄養は中止し経口摂取にトライしました。

結果は・・・
4か月経った今、プリンが大好きでラコール等栄養剤は嫌いとハッキリ意思表示され経口摂取量も上がり機嫌よくお過ごしされています。

「人とはかくありたいものです」

私もハピネスの従業員一同もまだまだこのようには振舞えていないことばかりです。
それでも、こういったお手紙を拝見して少なからず心が震える、感動する人間であり次は自分もそうしたいと思える人間であって欲しいなと思います。
病院のスタッフ様、施設のスタッフ様、ケアマネージャー様、お役所の皆様。
緊急事態宣言下でも自己犠牲を払い続けて頂いている皆様方に感謝するとともに
弊社一同も微力ながらお力添えできるようこの時期でもご相談から入居完了まで変わらず対応させて頂きます。

ご高齢者の生活に携わっていらっしゃるすべての皆様、ありがとうございます。

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