皆様こんにちは!
ハピネス老人ホーム・介護施設紹介センター相談員の木村祐太です。
今回のテーマは介護職の賃上げで利用者負担が増加?!
と言うテーマをお伝えしていきます。
この2月から介護職員の月額3%(平均9000円)ほどの賃上げが始まります。
政府は新たな補助金を事業所へ交付しますが、これは2022年9月までの一時的措置。
10月以降は介護報酬の加算によってリソースを配る方針で
40歳以上の保険料や、利用者の自己負担にも影響が及ぶことになります。
後藤厚労相は2月4日の閣議後会見で
「介護職員らの賃上げをしっかりと恒久的なものとするため、事業者にとって安定的
継続的な収入が見込める介護報酬で対応していく」と説明しつつ加算新設に伴う
このようなシワ寄せがいってしまう事に理解を求めました。
高齢者らの負担増につながることに一部で反発の声も出ています。
現状を踏まえ、介護保険制度は公費、保険料、利用者負担の適切な組み合わせにより
国民みんなで支え合うことで持続可能なものとしている。
こうした枠組みの下で対応していくことが適切だと考えている事に
対しても理解を求めているようです。
そのうえで、月々の利用者負担が高額になると一定額を払い戻したり
低所得の高齢者の保険料を軽減したりする仕組みがあることも紹介しています。
「大変厳しい経済状況にある方々がいることも認識している。
そうした方々の生活が成り立つようにすることが大切だ」との認識を示しています。
私自身、介護業界の仕事をする前までは有料老人ホームに入居するのに
こんなにもお金が掛かることを知りませんでした。
そこで働く介護職員さんのお給料もあまり高くない現状も把握しております。
高齢者社会は年々進んでおります。
両者がしっかりと納得のいく金額で合意し、これ以上介護離職者が増えないこと
利用者が無理のない金額設定で、老後を安心して過ごしていかれる世の中を
私自身も祈っております。
ハピネス老人ホーム・介護施設紹介センター 木村祐太