こんにちは!ハピネス老人ホーム紹介センターの大和久です。
皆さんは認知症にやさしいデザインをご存じですか?

認知症の方は記憶や判断だけでなく、空間の認識や視覚にも影響が出ることがあります。
そのため「トイレの場所が見つからない」「自分の部屋に戻れない」といった不安が起こりやすいです。
そうした暮らしの困りごとを減らす工夫として生まれたのが認知症にやさしいデザインです。
安心や安全を支えるアイデアがいろいろあるのでいくつかご紹介します。
例えば色の使い方。
トイレや居室の扉を目立つ色にすると見つけやすく、逆に入ってほしくない部屋は壁と同じ色にして気づかれにくくします。
これも認知症にやさしいデザインです。


さらに動線や安全性にも工夫があります。
廊下はシンプルにして迷いにくく、床は滑りにくい素材を使うことが多いそうです。
家具も角を丸くする工夫がされます。こうした発想も認知症にやさしいデザインに含まれています。
ほかにも目印を置く工夫があります。
廊下には特徴的な飾りを置くだけで「ここを通れば自分の部屋」というサインになります。
記憶が不安定でも、視覚的な目印で安心できるようです。

そして照明。
昼は明るく夜は落ち着いた光にすることで、体内時計を整えやすくなります。
夜間は常夜灯があると安全です。
これも立派な認知症にやさしいデザインです。

こうして見てみると、認知症にやさしいデザインには大掛かりな工事が必要なわけではなく、「なるほど!」と思える工夫が沢山あります。
知っているだけでも皆さんに役立つヒントになるかと思います。
ハピネス老人ホーム紹介センター大和久
#無視してほしい物は明度差を無くして見えなくする #認知症デザイン #認知症の人のもやさしいデザイン #認知症 | 吉村 和也