糖尿病について
糖尿病は、血糖値が高い状態が続く病気です。
肥満、食べすぎや飲みすぎ、運動不足等によりインスリンの分泌や働きに
障害が起こると糖尿病を発症します。 高血糖が続くと、全身の血管が痛めつけられ
さまざまな合併症を引き起こします。
・糖尿病の原因
毎日食べている食事のお米やパン、麺などには糖がたっぷり含まれています。
糖は小腸から吸収されて血管の中に入ります。そうすると、血糖値が上がってしまします。
血糖値を下げるには、「インスリン」が必要となります。
「インスリン」は糖をエネルギーに変換してくれる作用があるので、血糖値が下がります。
・「インスリン」とは
インスリンは、血液の中の糖をエネルギーに変えて血糖値を下げる唯一のホルモンです。
インスリンでなければ血糖値を下げることはできません。
・糖尿病の初期症状
糖尿病は、初期の段階では自覚症状が全くないことが多く、症状が出るとしても
ごく軽いものになります。 しかし、血糖値が高い状態が続くと、
下記のような初期症状がゆっくりと出てきます。
原因は主に、細い血管の障害による血流の悪化と、それにより体の隅々まで
酸素や栄養が運ばれなくなることで起きる神経の障害です。
・合併症
- 糖尿病性神経障害
神経細胞に血液が届かなくなり、手や足の感覚が鈍る。
発汗異常や立ちくらみ、便通異常、男性の場合は勃起障害も。
ちょっとした傷や水虫により足が腐ります。
- 糖尿病性網膜症
日本人の失明原因第2位(1位は緑内障)。毎年3,000人の糖尿病患者が視力を失っている。
目の毛細血管が破れて酸素や栄養が届かなくなります。
かなり進行しても自覚症状が出にくいのが特徴で、ある日突然目の前が真っ暗になることが多いです。
このほかにも合併症は様々で、糖尿病性腎症や心筋梗塞、脳梗塞があります。