皆様こんにちは!
横浜市ハピネス老人ホーム・介護施設紹介センターの木村です。
本日は介護の場で大切なコミュニケーションについてお話し致します。
日々の生活の中でコミュニケーションはとても大切です。
「おはよう」や「ありがとう」などのちょっとした一言が
あるだけで、相手との関係もより親密なものになるでしょう。
では、ご高齢者の方とのコミュニケーションについてご説明させていただきます。
例えば、一生治らない障害を負ってしまったとしたら
その方の落胆はとても大きなものになってしまうでしょう。
今まで自分でできていた簡単なことが人の手を借りなくてはできない現実に
「なぜ自分だけがこんな思いをするのか」と悔しさ、やるせなさを強く感じると思われます。
病気や怪我の発症直後、末期症状など不安を伴うときにこそ緊張を和らげ
安心を与えるコミュニケーションが必要になります。
認知症の方は物の名前を覚える記銘力、記憶力、年月や時間
場所などの見当識、思考力、判断力などが低下します。
そのため、自分がなぜここにいるのか
目の前の人が誰なのかが分からない状態になり
不安や緊張を感じながら生活することになります。
症状や進行は人によって異なりますが、共通して言えることは
「否定をしない」「声を荒げない」ことです。
例え話や行動が実際と異なったとしても
今の状況に寄りそうことで安心を与えることが出来ます。
言葉だけをコミュニケーション手段だと思っている方が多いと思いますが
実は言葉以外のコミュニケーションから発せられる情報は、6~7割にも及ぶと言われています。
例えば、「嬉しい」と言いながら表情が曇っている場合は心から喜んでいないことが多いです。
腕を組んで話を聞いているときは、否定的態度が現れています。
このように言葉と裏腹の態度や思わず出てしまう行動に目を向けて、本心を理解する必要があります。
介護は機械的に食事や排せつ、入浴の手助けをするだけではなく
その人が必要とする生活の質を高めるための手助けをすることです。
それを念頭に置いて、介護者の方とのコミュニケーションを大切にしていきましょう。
横浜市ハピネス老人ホーム・介護施設紹介センター 木村祐太