老人ホームを選ぶ際にリハビリが充実しているかを気にする人は多くいます。
実際に老人ホームでは、リハビリに重点を置いている施設や認知症介護などに重点を置いてる施設など様々です。
リハビリに重点を置いている施設
「老人保健施設」では、家に帰る事を目的としたリハビリを受ける事が出来ます。
あくまでも自宅に帰る事を目的としたリハビリなので、3ヶ月毎に退所の判定が行われます。
リハビリは、理学療法士や作業療法士などの専門の方が行い、医師や看護師、介護士と協力しあいリハビリの指導を行っています。
理学療法士は、怪我や病気などによって障害がある人や障害が出そうな人に対して座る・立つなどの動作の回復などの訓練を行い、日常生活が自立して送れるように支援してくれます。
作業療法士は、入浴や食事などの日常生活のサポートの他に折り紙やパズル、ゴルフやダンスなどの作業をレクリエーションなどを通じて社会復帰できるように訓練してくれます。
このように専門の療法士がいるお陰で自宅に戻れるよう、日々充実した訓練が出来るでしょう。
有料老人ホームでのリハビリ
その他の施設でも、リハビリを行っている所はあります。
有料老人ホームの中には、理学療法士や作業療法士の他に言語聴覚士を配置している施設もありますが、在籍は必須ではないので入所する前に必ず確認をしましょう。
また、療法士がいない施設では看護師などが「機能訓練指導員」として様々な訓練を行うケースがあります。
リハビリのメニューとしては、各施設ごとに違いはありますが
- トイレなどの日常生活機能訓練
- 毎朝の健康体操
- 手芸などの簡単なもの作り
- ボールを使った体操や遊びなど楽しみながら出来る機能訓練
など様々です。
特にレクリエーションを通して行うリハビリは、楽しみながらリハビリが出来るので入居者にも人気があり、認知症の方々にも効果があるようです。
自分に合った施設を探そう
有料老人ホームでのリハビリは「維持」を目的とするリハビリが多くある傾向があります。
療法士がいない場合もあるので仕方がないですが、この先も自分の出来る事は自分で出来るように機能低下を防ぐ事が目的としている施設が多いので、回復を目指している人が入所したい場合は、療法士がいる施設か老人保健施設を検討する事をオススメします。
ですが、リハビリ専用の訓練室があったり、トレーニングを行える器具が多数置いてあったり、マッサージを行ってくれるなど、リハビリに力を入れている施設もたくさんあります。
自分に合う施設を見つける事が大切なので、見学や資料請求などでじっくりと検討してみましょう。
また、医師やケアマネージャーに相談する事でもアドバイスが貰えます。