認知症の症状が改善すると、老人ホームから追い出されるのは本当ですか?

■認知症の症状は改善されることはある?

認知症という病気はまだその治療方法が確立されておらず、完治は難しいと言えます。
もちろん、認知症の治療はありますが、それは完治につながるものではなく症状の進行スピードを遅らせたり、症状を軽減させることを目的としています。
認知症には種類があり、アルツハイマー型と呼ばれる認知症が最も多い患者数を占めており、認知症患者の半数はこのアルツハイマー型と言われています。
そんなアルツハイマー型認知症は症状が出やすく、しかも脳自体が萎縮していることで症状が出てしまっているのでなかなか改善は難しいのです。
しかし、認知症の中には有症率を改善できるものもあります。
それが脳血管性認知症です。
脳血管性は脳にできた腫瘍や血腫などが血管を圧迫することによって、認知症のような症状を発症したり、体の麻痺などにもつながっているのですが、これは手術により腫瘍もしくは血腫などを取り除くことによって改善される可能性があります。
■もしも認知症の症状が改善されたら、老人ホームから追い出されてしまうの?

老人ホームなどの高齢者施設では認知症にかかっている方も多く見られますが、もし症状が改善した場合、老人ホームから追い出されてしまうことはあるのでしょうか?
結論から言うと、残念ながら老人ホームから追い出されてしまうことはあります。
老人ホームの退去条件として、次の4つがあります。

・本人が亡くなられてしまった場合
・他の入居者に手を上げた、迷惑行為があった場合
・認知症患者による暴力や暴言があった場合
・要介護度が変わった場合

2番目と3番目は認知症患者でも人によって異なるのですがすぐに暴力を振るう方や、いつも暴言ばかりを吐いている方もいらっしゃり、他の入居者に迷惑を掛けてしまうことになるので退去されてしまう可能性が高くなります。
また、4番目に関しては認知症の症状が少しずつ改善しているにも関わらず、要介護度が重いものから軽いものに変わったせいで退去されてしまうことがあるのです。
しかし、症状が軽くなったからと言って家族としては介護ができる環境であればいいものの、そうでなければ老人ホームに入居し続けてもらいたいという思いがあるのではないでしょうか?

老人ホームに入居する時に、そこを「終の棲家」にと考えている方も多くいらっしゃると思います。
しかし入居前に今一度見直し、退去条件がどのようになっているのか施設に相談することが大切です。

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高齢者向け住まい紹介事業者届出公表制度の「証明書」が公布されました。

<行動指針>
高齢者向け住まいの相談・紹介にあたっては、入居検討者の心身の状況や希望に沿って、その方にとってのふさわしい住まいや暮らし方を公正・誠実に提案し、利用者にとってのベストマッチが実現されることを目指します。
<遵守項目>
  1. 1. 紹介事業者は、入居検討者に対し、地域の高齢者向け住まいの一部から紹介している場合には、その旨(すべての高齢者向け住まいから紹介しているわけではないこと)を説明します。
  2. 2. 紹介事業者は、高齢者向け住まいと、紹介手数料の支払いルール(紹介案件の有効期間、短期契約終了時の手数料返金、複数の紹介事業者からの紹介重複時の取り扱い)を明確にします。
  3. 3. 紹介事業者は、個人情報保護の指針を定め、個人情報保護の取組みを行います。
  4. 4. 紹介事業者は、苦情が発生した場合に、その解決に努めます。
  5. 5. 紹介事業者は、介護保険法その他の法令を遵守します。
  6. 6. 紹介事業者は、反社会的勢力でないことを表明します。
高齢者向け住まい紹介事業者届出公表制度の「証明書」が公布されました。
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